

INTRODUCTION
ー あらすじ ー
夏の終わり。とある田舎の一軒家。
その家の家主で家長の祖父が亡くなった。90とナントカ歳だった。
葬式を終え、長男ワタルとその子どもたち家族、次男シンジの子どもたち家族が祖父の家に戻ってくる。
葬式とは言えど久しぶりに親戚が顔を合わせる機会だ。
女はよく働き、男は愚痴やら冗談やらを言いながら皆でお茶を飲む。子どもたちは庭で遊んでいる。和やかな居間のひととき。
あ、シンジおじさんが帰ってきた。あれ?みんなどうしたの?
みんな何かいろいろあるけれど。あるけれど。あるけれど。
いいじゃないか、今日は。さ?
一見何気ない日常を送りながらも、実は誰しもが、それぞれにしかわからない思いを抱えている。分かり合えないこと、伝わらないもどかしさ、日々の疲れ等、瑣末にも思える小さな思いを抱え、時にはそれを抱え込み、隠したりなかったことにしてしまうことさえある。その思いは時に否定的・攻撃的な言葉や行動となって現れる…。
『晩夏の居間』は、家長である祖父の葬式を機に集まった家族ひとりひとりが持つ「思い」を、丁寧に描く。
監督・脚本・演出を手がけるのは、成田を中心に演劇活動を展開している「劇団MWORKS」主宰・宮﨑顕。「人間同士が優しく緩やかに繋がれないか」という思いを本作品に込める。
出演するのは、宮﨑が主宰する劇団MWORKS劇団員をはじめ、成田市を中心に活動している「成田市民劇団」「劇団オカノ」「演劇企画集団'88」の劇団員や、以前から交流のあった演劇仲間、出演者の子どもたちだ。
宮﨑が長年関わってきた演劇ワークショップや市の文化事業などで培った繋がり、そして近年SNS等により、団体を越えて自ずと形成されてきた繋がりが、本作品を創り上げた。
また、本作品は、ジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションも見どころの一つだ。
本作品の世界観を広げる、広告・ポスターのデザイン・スチール撮影は、フォトグラファーのkaen氏。観るものを引きつける力強い題字は、書道家 宇里香菜氏が揮毫。宇里香菜氏の題字と切絵を組み合わせた印象的なフライヤーをデザインしたタケウチヒトミ氏は、本作の音楽を担当した「あじさい切符で」でボーカルも務める。また、フライヤー裏面のデザインは、近年、活動の幅を広げているイラストレーターの つげくん。 が担当している。
いずれも、成田市または成田市近隣在住、成田市を中心に活動するアーティストである。本作上映会は映画を楽しんでいただくだけでなく、上記アーティストらとのコラボレーション企画も予定している。
CAST & STAFF

監督・脚本・演出/ 宮﨑顕
劇団MWORKS主宰。成田市生まれ。高校卒業後は都内にて演劇活動を開始、平成12年に成田に戻り、劇団MWORKSを立ち上げ。以降、成田市を中心に15年以上演劇活動を続けている。また、自身の劇団の活動にとどまらず、自治体からの依頼により演劇ワークショップの講師や、成田市民劇団の講師を務め、近年はアーティストとのコラボレーションも積極的に行うなど、その活動の幅を広げている。キャスト
【長男ワタルの家族】ワタル/龍﨑渡(成田市民劇団)
ケン※長男/宮﨑顕(劇団MWORKS)
リョウジ※次男/宍倉了滋
サトシ※三男/杉﨑聡(劇団オカノ)
ハルカ※長女/柘植はる香(成田市民劇団)
ミカ※リョウジの妻/菅澤美香(劇団MWORKS)
【次男シンジの家族】
シンジ/菅谷信治(演劇企画集団’88)
アツヒコ※長男/亜白辰彦(成田市民劇団)
チアキ※長女/鈴木千晶(劇団MWORKS)
ヨウコ※次女/落合葉子(劇団MWORKS)
チホ※アツヒコの妻/小島千朋
ノブユキ※チアキの夫/大木信幸(劇団MWORKS)
マイ※チアキの娘/齋藤舞衣(成田市民劇団)
郡司幸音・宮﨑小春・山川幸多朗・郡司暖和・宮﨑隼人・山川紗英・竹内郁深
スタッフ
撮影/佐久間悠翔(A-sky Product)照明/岡野ひろし(劇団オカノ)
ブームオペレータ/生野貴大(成田市民劇団)
持道具/菅澤美香(劇団MWORKS)
衣裳/鈴木千晶(劇団MWORKS)
宣伝美術/kaen・タケウチヒトミ・つげくん。・スズキチアキ★
題字/宇里香菜
音楽/あじさい切符で
楽曲 「いつかどこかで」・「賑やかな別れ」
アーティスト
【kaen】
フォトグラファー。千葉県成田市生まれ。商業撮影の傍ら作品活動も継続。個展多数。
【あじさい切符で】
2004年頃、大阪・京都で活動をスタート。FINDERPOP LABELにて「僕にとっては違うんだ(2005)」と「何から話そう(2007)」2枚のCDアルバムをリリース。その後、約10年の休止期間を経て2016年活動再開。
【つげくん。】
グラフィックデザイナー/イラストレーター千葉県佐倉市生まれ成田市在住。イベントチラシやロゴ、ハガキ、Tシャツ等をメインにデザイン活動をし、漫画やイラストの創作活動もしている。近年では、成田市内のイベントチラシのイラスト作成を担当。
【宇里香菜(うり かな)】
作詩家/書道家/劇作家東京都墨田区生まれ。
伝統の中から生み出された独自の世界観でしたためられる書は、墨と水と紙の調和が絶妙な柔らかさを生み出している。其れとは対照的に、そこに書かれた言葉は深く沈み込むようなものが多く、年代を問わず多くの方の支持を得ている。
活躍の場は、書道だけにとどまらず、中学生時代から始めた作詩活動は、2000年に詩展を開催後、個展、コラボレーション展、グループ展等を多数発表。また、インスタレーションから派生した高いコンサルタント能力を評価され、展覧会やアーティストイベント等にキュレーターとしても参加。“ほんのちから基金”を主宰し、本の力で社会貢献支援活動を行っている。
現在(所属) Japan Art Management Style
一般社団法人日本作詩家協会会員
公益社団法人全日本書道連盟正会員
一般社団法人日本劇作家協会正会員
https://www.facebook.com/kana.uri/
https://twitter.com/uri_kana
後援
成田市成田市文化団体連絡協議会
千葉テレビ放送
一般上映会のご案内
2018年2月3日(土)公津の杜コミュニティーセンターもりんぴあこうづ
日時
2018年2月3日(土)1回目 11:00/2回目 13:00/3回目 15:00/
4回目 17:00/5回目 19:00
※開場は上映時間の30分前
※映画本編の後にアフターイベントあり
会場
公津の杜コミュニティセンターもりんぴあこうづ MORI×MORIホール
〒286-0048 千葉県成田市公津の杜4-8
京成本線「公津の杜」駅より徒歩5分
(有料駐車場が80台あります。2時間まで無料、以降30分ごとに100円)
料金
大人1500円 高校生以下1000円小学生以下無料
※リピーター割引あり。チケットの半券持参で500円引で入場できます。
全席自由
チケット予約・お支払いについて
以下のアドレスに、氏名・ふりがな・時間・券種・枚数をご明記いただき、ご連絡ください。劇団M WORKSより確認メールが届いたら、予約完了です。
(予約〆切は1月27日となります)
mwproduce@yahoo.co.jp
お支払いは当日、受付でお願いします。
お支払いは、朝10時からどの回でも受付可能です。混雑も予想されますので、早めの精算をおススメします。
アフターイベントについて
各回の上映後に15分程度のイベントがあります。監督がノリ出すと時間伸びちゃうかも?
宇里香菜さんとの対談、映画音楽を担当してくださった『あじさい切符で』のボーカル、タケウチヒトミさんによるライブや、キャストが生で演じる回も!リピーター割引もありますので、ぜひ複数回のご入場お待ちしています!
11:00の回終了後
キャスト&スタッフ 今だから話せるアフタートーク
13:00の回終了後
「監督が聞く”すみ”のこと」ゲストトーク〜題字揮毫 書道家 宇里香菜さん
15:00の回終了後
ゲスト弾き語りミニLIVE タケウチヒトミさん(あじさい切符で)
17:00の回終了後
みんなで見よう NG集!!
19:00の回終了後
『晩夏の居間』のあのシーン、生で演ります。
参加アーティストとのコラボレーション展示
kaen ×「晩夏の居間」写真展@ロビー宇里香菜さん ×「晩夏の居間」展@ギャラリー
※ギャラリーへ半券をお持ちくださったお客様、先着100名様にオリジナルペーパーウェイトプレゼント!
当日パンフレット特別付録
「晩夏の居間」撮影裏話 by つげくん。